学力検査点と内申点の比率や傾斜配点の違い - 都立高校偏差値ランキング

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学力検査点と内申点の比率や傾斜配点

都立高校の入試には、学力検査点と内申点の比率が7:3から4:6の範囲各高校毎にことなります。
また傾斜配点を採用している高校もあり、同じ点数でも高校によっては合格不合格の差が出てきます。
なぜそうなるのか実際に具体例を提示して説明します。


学力検査点と内申点の比率

学力検査点と内申点の比率が違うと最終的な評価が大きく異なります。
自分のタイプを把握してもっとも評価してくれる高校を選ぶのも都立高校受験のテクニックの一つです。



・A君の成績[学力検査の点数は良いが内申点はあまりよくない(学力検査の点を程多角ない)場合]

学力検査 国語 数学 英語 理科 社会 音楽 美術 技術・家庭 保健体育
320 3 4 4 3 3 3 2 2 3

■学力検査点

320
÷
500
×
500
320

■内申点

(3+4+4+3+3)
国語+数学+英語+理科+社会
×
1
 
+
(3+2+2+3)
音楽+美術+技術・家庭+保健体育
×
1.3
 
27
小数点切捨て

27
÷
51
×
500
264(小数点切捨て)

■総合成績

584

■学力検査点

320
÷
500
×
700
448

■内申点

(3+4+4+3+3)
国語+数学+英語+理科+社会
×
1
 
+
(3+2+2+3)
音楽+美術+技術・家庭+保健体育
×
1.3
 
27
小数点切捨て

27
÷
51
×
300
158(小数点切捨て)

■総合成績

606

今回の場合、配分比率が異なるだけで22点もの差が出ました。当然合格不合格の影響が出てもおかしくない数字です。
自分が受験する高校はどのような評価をするのか?自分はどちらの方が高評価されるのか把握しときましょう。


傾斜配点について

コース制の都立高校や特色のある専門学科などでは、コースや学科に関係のある教科の配点を1.4倍~2倍に換算して特点を出すことがあります。 これを傾斜配点といいます。

(例)松が谷高校の外国語科 国語英語で傾斜配点(2倍)があります。
国語→100点×2 = 200点満点
英語→100点×2 = 200点満点
数学→100点満点
の合計500点満点となり、これを600点満点に換算した得点(1.2倍した得点)が、学力検査点となります。