都立高校の一般入試 - 都立高校偏差値ランキング

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都立高校の一般入試

都立高校の入試には、「推薦入試」と「一般入試」という2つの方式があります。


一般入試の傾向

都立高校の一般入試では、調査書点と学力テストの得点を、各校独自の比率で換算した総合得点により選抜がおこなわれます。
学力検査は、ほとんどの高校で5教科ですが、一部に3教科の検査を実施している学校もあります。
比率は高校によりかなり違いがあり、7:3から4:6の範囲で、学校ごとに独自の比率を採用しています。
さらに学力検査や内申点だけでなく、面接や作文などが実施される場合もあります。
また、一部の学校で実施されている特例として「男女緩和枠」の設置があります。
この枠を採用している学校では、募集人数の9割が、男女別の総合成績による判定で埋まり、残りの1割が、男女を合わせた総合成績によって埋まることになります。


一般入試の合格の決め方

都立高校の一般入試では、調査書点と学力テストの得点を、各校独自の比率で換算した総合得点により選抜がおこなわれます。 比率は学校ごとに異なりますが、最近では、学力テストの得点を重視し、学力に重きを置く傾向が強まっています。

学力検査
+
調査書
+
「面接」「作文または小論文」「実技検査」
得点上位者が合格

※「面接」「作文または小論文」「実技検査の得点」は実施校のみ
※総合得点(1000点満点)は「学力検査」+「調査書点」ですが、面接や作文、実技検査を実施する場合は「総合得点」にプラスされるので満点が1000点より大きくなります。


都立高校の一般入試で実施される学力テストは、 5教科(国語・数学・英語・社会・理科)か3教科(国語・数学・英語)です。
ほとんどの高校の普通科では5教科のテストが採用され、出題内容も各高校で基本的に同じです。
3教科で独自に問題を用意している学校(自校作成問題実施校)や、「傾斜配点」を採用しているコース制および専門学科の高校もあります。

(例1)傾斜配点のない高校
100点×5教科(国数英社理)=500点

(例2)傾斜配点のある高校(新宿、隅田川など)
150点×3教科(国数英)+100点×2教科(社理)=650点

(例3)傾斜配点のある高校(田柄の外国文化学科など)
200点×1教科(英)+100点×4教科(国数社理)=600点


調査書点では、中学3年次の9教科の評定がもちいられます。
点数化の方法は、その高校の入試で学力テストの科目が5教科の場合と3教科の場合とで変わってきます。どちらの場合は51点満点です。 この点数を元に以下の計算式で最終的な調査書点が決まります。


・学力検査5教科の場合

国語
+
数学
+
英語
+
社会
+
理科
+
残りの教科を1.3倍
51点満点
国語・数学・英語・社会・理科の評定+残りの教科を1.3倍にして合計


・学力検査3教科の場合

国語
+
数学
+
英語
+
残りの教科を1.2倍
51点満点
国語・数学・英語+残りの教科を1.2倍にして合計


調査書点÷51×(比率×100)=最終的な調査書点
例)学力検査と調査書の比率が5:5の場合
調査書点÷51×500=最終的な調査書点
となります。


高校ごとの各種検査(面接・小論文・作文・適性検査など)都立高校の一部では、学力テスト以外の検査を実施している学校もあります。その場合、これらも点数化して総合得点に加算されます。

・面接がある場合

学力検査の得点
700点
+
調査書点
300点
+
面接
100点
合計点
1100点


都立高校の一般入試は、学校ごとに条件や基準がまちまちです。 合否の見込みを判断する際には、志望校がどのような条件や基準をもちいているのか、事前によく確認しておきましょう。